株式会社ExKYO
菊田 嶺央(きくた れお)さん
https://relance.jp/blog/freelancerblog-04/
どのような事業をされているのですか?
立ち上げ含め計4つの事業を営んでいます。1つ目は技術支援事業です。既存アプリケーションやサービスの技術選定やリプレイスを行い、品質向上を図ります。2つ目はサービス立ち上げ支援事業です。構想段階のサービスのリリースをサポートし、エンジニアチームの構築を支援します。3つ目は受託事業です。LPやHP、雇用システムなど幅広い開発を行い、納品します。4つ目はエージェント業です。技術力の高いエンジニアを見つけ、人手不足の企業に提案します。丁寧かつ信頼のおけるサービスを提供しています。
いつから起業を意識されましたか? どのような準備をしましたか?
起業を意識し始めたのは高校生の頃からでした。少しユニークな学校に通っていたこともあり、起業家を含むさまざまな職業の方とコミュニケーションを取る機会が多かったように思います。また、高校2年次の担任の先生も非常に活発な方で、「一緒に渋谷のIT会社に事業のプレゼン兼ブレストをしに行こう」と提案してくださったのも私にとって大きな影響を与えました。今振り返ってみると、あの時に渋谷に行っていなかったら、どんな人生を送っていたのかはわかりません。おそらく起業はしていたと思いますが、もう少しタイミングが遅くなっていたかもしれません。
当時からIT業界で起業すると考えていたので、まずは自分自身がエンジニアになり、多少のものであれば自分で開発できるようになることを考えました。というのも、開発費用は当時から高額で、それに伴い資金調達をしなければならない状況を避けるためにも、自分で開発できたほうが費用を抑えられると考えたからです。また、自分が技術をわからないままIT会社を作ることに対する恐怖心もありました。結果として、エンジニアになってから起業できたことは非常によかったです。他のエンジニアの気持ちも理解できるようになりましたし、特にエンジニアにはエゴが強い方もちらほら見かけるので、どのようにコミュニケーションをとっていくかを学べたことも良かったです。
起業のきっかけはなんですか?なぜ起業したのですか?
高校を卒業後、紆余曲折を経てとある会社にお世話になることになります。そもそも入社する前から会社員は大体1年くらいで辞めようと考えていました。というのも私の性格上向いてないと思っていたのです。会社員の間はできることは全て勉強できればと思っていました。今思うと本当に子生意気な少年だったと思います。当時の代表とは入社早々喧嘩してましたし…。
しかし会社員を1年経験できてよかったです。そこまで大きな会社ではなかったので、営業のクロージングの場や最終的には決算資料まで代表に見せてもらっていました。本来わざわざ従業員に決算資料を見せなくても良いのかなと思います。今思えば当時の代表も私が独立するのが分かっていたかのような動きでした。そんなこんなで1年が過ぎた頃には「まぁなんとかなるだろう」という淡い過信ができていました。その頃繋がった方とはいまだに連絡を取り合ったり、時にはオフラインでご飯に行って近況報告をしています。
あなたの事業の強み、アピールポイントは何でしょうか?
弊社の事業の強みとして大々的に挙げられることは多くありませんが、一つ強調できる点として、代表である私自身がエンジニア出身であることです。エンジニアとしての経験を生かし、お客様に提供する製品やサービスに対してこだわりを持ち、高い品質を確保することができます。
また、弊社はまだ駆け出しの会社であるため、意思決定のスピードが速く、柔軟に対応できる点も他社にはない強みです。大規模な開発から小規模の開発まで幅広く対応できるのも特長の一つといえます。私自身、会社員時代からフリーランスとして活動する中で、ランディングページやホームページ、そして数十万、数百万ユーザーを抱えるサービスの立ち上げや技術選定に携わってきました。
この経験から、小規模な開発においてはオーバースペックな技術を避け、適切な技術選定を行い、また、大規模な開発では単一技術では不十分な場合に適切な技術を組み合わせるなど、的確な判断ができるようになりました。これにより、予算を無駄なく活用し、最大限のサービスを提供することが可能です。
以上の点から、弊社はお客様のニーズに応じた最適なソリューションを提供し、プロジェクトを成功へと導くことができると自負しております。
起業して感じることは?
起業して感じることですが、やはり一人だと何もできないことだらけだなということです。コアな仕事に集中したくても他にも色々なことが重なるので時間を捻出できないなと感じることはたくさんあります。そしてそれと同時に一人で全てを最初は回さなければいけないので時間は足らないですし、自分を律せないとただただ時間が溶けていってしまいます。しかしある意味時間調整の融通は利きますね。
何よりも良かったなと思うことは非常にワクワクすることを止められる事がない事です。もし何か新しいことをやろうと思いついてもどうしても周りは止めてきたりすることもあるでしょう。しかし起業して仕事をしていると、ふとあれをやってみたいなと思った時に思い切りよくスタートを切れます。結果としてワクワクすることに対し積極的に前向きに行動ができます。また将来的な話ですが、一人では成し得ない仕事を集まってきてくれる従業員の皆で成し得る可能性を秘めていることです。(自分はまだまだその域まで行けてないので偉そうには言えませんが笑)、ワクワクする仕事の走りだしは一人で、形になってきたら多くの人と仕事をしていければと感じています。
起業を志す方へのアドバイス
システムエンジニアの菊田さんは、今年25歳。営業活動はSNS、技術の習得はネットのコミュニティからという、まさに「イマドキ」のスタイルで活躍中です。正直、オジサンにはついていけません(笑)。それでもゼロから始め、4期目にして法人成りを果たしました。「施して報いを願わず、受けて恩を忘れず」という信条を大切にしています。社名の 「ExKYO (エッキョウ)」には「様々な境界を越えていく」という意味が込められており、その名の通り、目標はオリジナルのSNSを開発・提供すること。今後が楽しみです。
アドバイザーからの一言システムエンジニアの菊田さんは、今年25歳。営業活動はSNS、技術の習得はネットのコミュニティからという、まさに「イマドキ」のスタイルで活躍中です。正直、オジサンにはついていけません(笑)。それでもゼロから始め、4期目にして法人成りを果たしました。「施して報いを願わず、受けて恩を忘れず」という信条を大切にしています。社名の 「ExKYO (エッキョウ)」には「様々な境界を越えていく」という意味が込められており、その名の通り、目標はオリジナルのSNSを開発・提供すること。今後が楽しみです。 株式会社マネジメントブレーン代表取締役 社長 姫野 裕基 |