日用品とお菓子のお店「sofar」店主
鈴木 飛鳥さん
https://nichiyouhin-to-okashi-sofar.com
日用品とお菓子のお店「sofar」は東小金井駅南口にある小さなお店です。2020年に開店して、着実にファンを増やしています。
sofarさんのお菓子で工夫されているのはどんなところですか?
素材にこだわって、いいと思った素材しか使いません。スパイスが好きで、会社員時代にインド料理教室に通ってスパイスの勉強をしたことがあります。その時、得た知識が今のお菓子作りに役立っています。店舗以外で販売もできるように包装について開業前にプロから学びました。結果として、マルシェ出店、オンラインショップ、委託販売などで販売が可能になり、販路が広がりました。
もともとお菓子が好きだった?
子どもの頃からレシピを見たりお菓子を作ったりしていましたが、20代になると、プロ仕様の製菓材料を使って作るようになり、それを食べた友達がおいしいと言ってくれるようになりました。でも、お菓子作りを職業にするとは考えてなくて、大学では英語を専攻し、語学が活かせる会社に就職しました。その後、結婚と出産をし、子育てと暮らしのバランスを考え、好きなお菓子作りを視野に入れて、JR高架下にできたばかりのシェアキッチンで販売をはじめました。コロナ禍と長女の誕生が重なり、地域に根ざして暮らしと仕事を近づけたいと考え、実店舗を構えるに至ります。
お店の特徴はどんなところですか?
自分のお店と夫の撮影スタジオを兼ねて場所をお借りしました。用途の違う業態で、うまく場所を使っていきたいです。インテリアは「誰かの暮らし」を感じられる様に、アンティークの家具やドライフラワーなどで、ほんの少しの非日常感を意識しています。また、いろんな作家さんの作品の展示もしています。お菓子を買いにいらしたご近所の方が、作家さんの作品を手にしていただけたり、新しい出会いに繋がる事が嬉しいです。
「sofar」という名前にはどんな意味が込められているんですか?
英語の「so far」は「いまのところ」という意味です。「人生で自分の居場所はどんどん変わっていくだろうけれど、いまのところはここ」というような。それと、ゆったり座れる椅子の「ソファー」を掛け合わせた造語です。実際にお店にソファーはないですけど、お客様にゆったりとお茶を飲んだり作品を見ていただきたいです。まだまだ知名度が低いので、いろんなイベントなどにも出店して、もっとsofarのことを知っていただき、仕事で疲れた時や、ちょっとしたプレゼントに、sofarのお菓子を選んでもらえたら嬉しいです。
(取材:いなだゆかり)
日用品とお菓子のお店sofar〒184-0011 |