税理士 行政書士 静間俊和事務所 所長
静間 俊和(しずま としかず) さん
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静間先生は、i-office吉祥寺を運営する株式会社マネジメントブレーンの会長であり、現在も税理士のお仕事をされています。
これまで、たくさんの創業者や事業者をサポートされてきた静間先生のお話を伺いました。
静間先生が税理士になられたきっかけはどんなことでしたか?
高校生の頃に父親の勤める会社の業績が悪くなり、経理部長だった父のところにまで取り立てが来たりして大変でした。そんなことがあって、「資金繰りで会社を潰しちゃいけない」と強く感じて税理士の道を選びました。
税理士として税の申告をするだけではなく、会社の経営を見ながら資金繰りをちゃんとできるようにしなくてはいけないという想いがありました。
なぜ創業者の支援を?
1983年に、それまで10年勤めた会計事務所から独立すると、新しく会社を作りたいというような新規のクライアントさんが増えてきました。そこで、決算書を見ながら来期の経営戦略のアドバイスをしたり、起業家に対する支援に力を入れるようになりました。
1996年に事務所を吉祥寺に移し、特に女性起業家を支援するための「女性起業家の会」を作って勉強会などをやっていました。
2012年には起業家支援の拠点となるインキュベーションオフィス「i-office吉祥寺」を開設して、シェアオフィスとしての機能に加え、いろいろなセミナーや塾、交流会などを開催してきました。
創業する時の心構えとして大切なことは何ですか?
素直なことが大事ですね。素直というのは「人の意見を聞く」ということです。創業者から融資のご相談を受けたりすることもあるんですが、やっぱり人の意見を聞かない人はダメですね。自分の考えは持っていても、人の意見も聞いてみるという素直さが一番大事だと思います。
事業で困った時にはどうしたらいいんでしょう?
かじ コロナがあったので、その時期の2、3年が抜けちゃいましたね。
ひとりで悩まないで誰かに相談することです。i-officeには「専門家相談」というサービスがあり、相談の内容によって適正な専門家を選び、弁護士などの士業に対しても相談しやすい環境を作っています。
静間先生は現在は相続専門の税理士をされているそうですね?
相続の問題は相続人が話し合ってうまくいくようにしてあげることが大事です。相続問題で家族の縁が切れてしまうようなことにならないように、なるべく円満に解決することを心がけています。今はお子さんのいない方の相続が多いですね。いざという時に揉めないように、遺言書を書くことをおすすめしています。
私の信条ですが「おれがおれがの我を捨てて、お陰お陰の下で生きる。」周りの人へ感謝の気持ちを持つことは、起業家にも相続人にも大切な事ですね。
(取材:いなだゆかり)
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