めいぷる英語教室
高橋 麻子(たかはし あさこ)さん
小学生以降の英語力の維持に関するコンサルティング
小学生をメインに少人数制にこだわった小さな英語教室の運営が主な事業です。
最近では低年齢からの英語教育を始める親御さんも多く、日本国内で小学校入学までにかなりの英語力を身につけたお子さんの保護者さんからの小学生以降の英語維持に関するコンサルティングも行っています。子ども英語に関するセミナーや親子イベントも定期的に開催しています。
子どもと離れ遠くに通勤するより自宅で教室をはじめたいと思い女性創業塾に参加
娘が小学校一年生になった時に吉祥寺エリアに引越しました。最初は学童などに預けて外に働きに出ることも考えていて、就職活動もしました。
震災なども増えている今日、子どもと離れて電車で遠くに通勤しないと通えない場所で働くことに不安を感じ始めていました。それなら自宅でお教室を始めようかな、と思い始めていた丁度その時に吉祥寺の女性創業塾のチラシをみて、軽い気持ちで受講を始めたのがきっかけです。
普段一人で働いてますので、スキルアップやリフレッシュ、人脈作りのために、人から紹介されるセミナーには今でもたまに参加しています。
お母さん達の悩みに直面し自分しかできないことを発見
娘は英語幼稚園に通わせたのですが、家で英語を話さない環境の場合、流暢な英語を身につけることもそうですが、卒園してからの英語力の維持も大変です。そんな中、グループレッスンでの限界と、たくさんのお母さんたちの悩みに直面し、日本でのバイリンガル子育てを経験した自分にしか出来ないことがあるのではないかと思い始めていました。
そんな時、小学校以降の英語力維持に関してインターネットに何か役に立つ情報はないかと検索しても、何もありませんでした。それなら自分で実践してみて、その経験を他の人のために、残せたらと思いました。
最初は宣伝広告費にもあまりお金をかけずに家の前に看板を出した程度でしたが、幸運にも生徒さん5人くらいが集まってくれ、無理しない範囲で教えていればそれで良いと思っていました。今は、ホームページやブログも開設し、少しずつ生徒さんも増えて軌道に乗ってきた形です。
自分の力で英語の勉強を続けていくように指導
自分の娘とは幼稚園時代は毎日英語で会話していました。幼稚園が終わる頃には娘の方が流暢になっていましたが、その時の忍耐と経験の全てが今に生きています。
どのような過程を経て、子どもがバイリンガルになっていくのか。どういう教材や、仕掛け絵本、どんな歌が子どもが好きなのか。子どもの成長を見てリアルに学びました。遊びの段階の英語から、確実な知識をつけていける年齢に差し掛かる頃になると、ネイティブの先生のレッスンからめいぷる英語教室に変更される生徒さんもいらっしゃいます。
また優れた日本人向けの児童英語用の教材を使い、何を覚えたのかを保護者の皆様にもわかるように心がけています。週一回のレッスンで、英語を発声しながら確実な知識として身につけて、外国への興味を掻き立て、自分の力で英語の勉強を続けていくように指導しています。
在宅勤務で一番良かったことは子どもが家に友達を連れて来る時迎えられること
生徒さんの笑顔が自分にとって何よりのご褒美ですが、これまで何度も苦しい時に、子どもの笑顔が支えてくれました。継続して教えていくことが何よりも自分のスキルアップになると思い、ライフワークとしてこれからも無理せずに取り組んでいきたいと思っています。
仕事のスケジュールは自分である程度調整できるため、子どもが家に友達を連れてきたりする時に迎えられることは、在宅勤務で一番良かったと思っていることです。ただ、一日中家にこもって英語を教えているのは、気分転換がしにくいです。少しずつですが、定期的にイベントを開催したり、新しい人に会ったり視野を広げることを心がけています。
起業を志す方へのアドバイス
最初からリスクを取りすぎず、コストをかけずにある程度の売り上げが出せるか少しずつ試してみてはいかがでしょうか。
私の場合、今までの地道な会社員経験も、保護者の方への対応への自信にも繋がり、全て無駄ではなかったと思っています。
これだけは誰にも負けないという情熱とスキルを持って、堅実に起業するのも良いと思います。
アドバイザーからの一言高橋麻子さんは、2015年むさしの女性創業スクールの卒業生。得意の英語を活かし「めいぷる英語教室」を主宰。米国公認会計士の資格を持つ多才な方で、そのキャリアを活かし英語で会計学・簿記も教えると、更にクライアントは増加するかもしれません。 株式会社マネジメントブレーン代表 静間 俊和 |