5 売り方と宣伝方法
具体的にどういうお客様にどういう製品・サービス・価値を提供していくかを決めて、売れる仕組みづくりを考えます。身近なマーケテイングの講習会や経営相談などを活用して、効果的に掘り下げていくこともできます。
ターゲットを絞る(STP分析)
ターゲットを絞り、どのような価値を提供するかを決めます。
セグメンテーション 年齢・性別・職業、 地域・気候、 生活・価値観、 購買動機や購買パターンなどで、市場(顧客)を切り分けます。
ターゲティング どの層を顧客としてターゲットにするか決めていきます。どういうニーズを求めているか、どういう悩みを抱えているかなど情報を集めます。
ポジショニング どのような価値を提供するかを決めていきます。
付加価値をつける(ブルーオーシャン戦略)
周りのライバルがすでにやっている領域以外のところを見つけて、あなただけしか提供できない価値を見つけ、新しい領域をつくり新たな付加価値をつくることを考えます。
マーケティングミックス(4P)
決めたターゲットに対して、どういう方法で、どういう内容を伝え、そこからどう自分の顧客につなげるのかを考えます。個別に考えずに、4つの整合性を図ることが重要です。
商品(Product) 製品、サービス、品質、デザイン、ブランドなど
価格(Price) 価格、割引、支払条件、信用取引など
流通戦略(Place) 輸送、流通範囲、立地、品揃え、在庫など
販売促進(promotion) 広告宣伝、ダイレクトマーケティングなど
インターネットを活用しよう
広告は大きくマス媒体・SP媒体・インターネット媒体の3つに分けることができます。マス媒体とは、TV・ラジオ・新聞・雑誌などに載せる広告のことを指します。SP(セールスプロモーション)とは、直接的に購買に結び付けるための広告で、駅・電車などの交通広告・チラシ・DM・看板・イベント・キャンペーンなどがあります。パソコン・ケータイの普及により、最近注目されているのがインターネット媒体です。
ターゲットを明確にすると届け方がわかる
情報発信には、インターネットを使ったもの、営業やチラシといったリアルのものもあります。誰に何を届けるか使い分ける必要があります。売り込みは最小限におさえ、お客様の心を動かすような役立つ情報を届ける必要があります。また、Webサイトは存在証明として必ず作っておく必要はあります。ネットとリアルをバランスよく考えて、情報発信をとにかく続けることが、自社の宣伝を成功させるために大切になります。
インターネットでの発信(AISAS)
インターネットの登場により、消費者自身が情報を発信するようになりました。消費者同士がつながり、情報交換などが購買に大きな影響を与えるようになりました。この購買意識の変化を表したものがAISASの法則です。Webサイト、FacebookなどのSNS(ソーシャルメディア)、ブログなどを上手に活用して販売促進をしていくのが効果的です。